カツラを着けたままでも大丈夫!ヘルメットの上手な着脱法
ヘルメットが日常生活に欠かせない方々、自転車やバイクのライダー、さらには工事現場で活躍されている皆さん、みなさんいかがお過ごしですか?
今日は、カツラやウィッグを愛用している方々からよくいただく質問、「カツラを着けたままヘルメットはかぶれるの?」についてお話ししようと思います。
実は私自身もヘルメット愛用者の一人。この問題に直面した一人として、カツラ使用者がヘルメットを快適に使うためのポイントを紹介します。
ヘルメットとカツラ、この二つの共存にはちょっとしたコツが必要です。
ですがポイントを押さえれば、快適に両立させることが可能です。
今日はその秘訣を紹介します。
サイズの選び方
安全を第一に考えるとジャストフィットのサイズが望ましいですが、ウィッグを考慮に入れ、少し余裕を持たせたサイズを選びましょう。
ヘルメットメーカーには、フィッティングサービスがあります。ウィッグ着用の旨を伝え、適切なサイズの相談や内装の調整を依頼しましょう。
新大阪スタジオの近くには「SHOEI Gallery OSAKA」というヘルメットメーカーの公式ショールームがあります。
ここではウィッグ装着に関する質問も含め、さまざまな相談を受けていただけます。
選ぶヘルメットの種類
フルフェイスよりもジェットタイプの方が着脱がしやすくなります。
ジェットタイプは顎が開いている分たわみ易く、ウィッグを優しく扱いながらの着脱が可能です。
フルフェイスしか被ったことのない方はぜひ1度、ジェットタイプも試してしてみてください。
インナーキャップの活用
ヘルメットの圧力でウィッグが乱れる・・・
そんな時はインナーキャップが大活躍。これを使えば、ヘルメットを外した後も人目のないところでサッと髪形を整えられますよ。
道の駅くらいしか立ち寄らないという場合は、ヘルメットを脱いだらすぐ帽子をかぶって済ましているという方もいます。
カツラをしたままヘルメットの被り方
ヘルメットをゆっくりと広げながら、おでこからスタートして頭頂部までスムーズに入れましょう。
気を付けることは、ヘルメットの内側とカツラ本体をこすりつけないようにすること。
ジェットタイプなら簡単ですが、フルフェイスタイプでも帽体をしっかり左右に広げてやれば大丈夫。
ヘルメットをしっかり広げたら、おでこから頭を入れていきます。天頂部とヘルメットの間に多少隙間がある状態をキープしつつ、奥まで押し込みます。
ある程度頭が入ったら、ヘルメットの内装が、天頂部に垂直にあたるようにそっと押し当てます。
天頂部がヘルメットに触れたらヘルメットをくるっと半回転させるように後頭部をヘルメットの内装に押し当てます。
最後に位置を微調整して終了です。
カツラをしたままヘルメットの脱ぎ方
カツラとヘルメットの内装は天頂部からやや後頭部にかけて触れ合っています。
その部分に負担をかけないため、ヘルメットをしっかり左右に広げたら、最初にナナメ上後方向に向かってヘルメットを持ち上げ隙間をつくります。
次にカツラのない部分と地肌の触れる襟足あたりを支点に、クルリとヘルメットを半回転させます。
フルフェイスタイプは慣れるまで大変かもしれません。ジェットタイプだと、ヘルメットをぐっと後ろに寄せられるので簡単です。。
この際、髪が乱れていることが多いので、ヘルメットが脱げると同時に、空いた手でさっと髪の位置を手櫛でなおせば完了です。
いかがでしたか?
ヘルメットの着脱は多少なりともウィッグにダメージを与えることがあります。そこでインナーキャップを強くオススメします。
多少ヘルメットの被り方が乱雑でも製品へのダメージも防ぐことができます。
ウィッグやカツラを初めて使用する際には不安や疑問があるかもしれませんが、適切な方法を知ることで、安心して使用を続けることができます。
今回紹介した方法はあくまでも一例にすぎません。お使いのウィッグの大きさや装着方法によっては手順も変わってきます。ぜひご自身にとってやりやすい方法を見つけてください!
日ごろ不思議に思っていること、疑問もぜひご相談ください。
カツラを一筋に扱ってきた専門店の視点からいろいろとアドバイスをさせて頂きます。
どうぞお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
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