かつらの重さ比較-重さ軽さの違いはどこからくるの?
当社のお客さまの率直な感想として『軽いカツラ』は総じて評判が良く、そういったカツラほど繰り返しお客様より同じものをと求められます。
たしかに軽さからくる装着感の良さもあります。昔のカツラは重い素材をよく使っていました。
最新のタイプ、特に軽量な特許カツラなどと比べると重さ軽さの違いは歴然です。
ですが『軽いから良い製品』というのは正確ではありません。
実は『良い製品を作っていたら軽くなった』が正解です。
カツラを取り扱う業者でもあまり知らない、カツラの重さ軽さの秘話についてご紹介いたします。
バレにくさの追求がカツラを軽くした
昔のカツラは革や分厚い樹脂の素材を使うことが一般的でした。現代のカツラと比べればそれだけで重さの違いが生まれます。
ですが、それ以上に違うのが植毛された毛量です。
昔は、といっても最近もたまにみますが、60歳、70歳の製品なのに、ミッチリとまるでヘルメットのように重厚な雰囲気のカツラが今よりも一般的でした。カツラのテレビCMに出てくるモデルもいまとはずいぶん違ったヘアースタイルをしていました。当時はとにかく肌色をできるだけ隠せば勝ちだと言わんばかりの時代でした。
いかに年齢相応がいいのか、いったい何が不自然さなのかについては、以前書いた下の記事をご覧いただければと思います。
60歳からはじめるカツラ着こなし術 あなたは『オシャレおやじ』?それとも・・・
時代は変わり2020年代、当時に比べ、バレにくさの追求はいかに不自然さをなくすのかということの追求に代わりました。
現代のちゃんとした良いカツラの特徴は、『毛量は年齢相応』。地肌の肌色も活用し、不自然さを極力排除しています。長い毛髪を七三に分けて肌色を見せないことを目指した昔とは違います。
もうお分かりだと思いますが、真面目にバレないことを目指せば軽くなるのは必然でした。
軽いカツラが良いのではなく、バレにくさを追求が良いカツラが軽くなったのです。
一般的な通常カツラ(ノーマル) 26.7g
極薄カツラ(当社スーパークリスタル) 18.7g
最軽量の特許カツラ(当社エリート) 12.5g
日ごろ不思議に思っていること、疑問もぜひご相談ください。
カツラを一筋に扱ってきた専門店の視点からいろいろとアドバイスをさせて頂きます。
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