メンズウィッグの正しい洗い方と長持ちのコツを教えます。
メンズウィッグの寿命を左右する重要なポイントは洗い方にあります。
間違った洗い方はウィッグを傷める原因となり、適切なシャンプー選びと洗い方で、ウィッグの美しさを長く保つことが可能です。
弊社おすすめのメンズウィッグの正しいお手入れ方法をご紹介します。
洗い方ひとつでメンズウィッグの寿命は大きく変わる
当社は全国のメンズウィッグ専門店にもオーダーメイドウィッグを卸販売しております。そんな事情もあり、ハリウッドマジックには他のウィッグ専門店からも『何とかしてほしい』と日々様々な製品が送られてきます。
これもそのひとつ。まずはこの写真をご覧ください。
反り返ってカチカチに固まったメンズウィッグ
この製品は作ってそれほど間もないものとのことで、いったいどうしてこうなってしまったのか原因もわからず困っているとのことでした。植毛されている毛は複雑にもつれ、製品のネットはあるべき方向の反対に反り返ってしまい、カチカチに固まっています。ほとんどのウィッグ専門店では、手の施しようはありません。
多くのウィッグ専門店なら、この状態になったウィッグは修理不能の判定をします。今回ハリウッドマジックはこの製品をきれいに再生させますが、それはまたのお話。
今回はどうしてこんな状態になってしまったのかについて取り上げてみたいと思います。
メンズウィッグを痛める原因は間違った洗い方
こうなってしまった理由はいくつかありますが、一番大きな原因はウィッグの洗い方が間違っていたこと。
本来ウィッグに植毛された毛は優しく、梳くように洗うのが基本です。指の腹をつかい、強く押し付けてゴシゴシと洗うとこのように毛髪が絡まってしまいます。
ウィッグは強く摩擦を与えることで、植毛された毛がもつれ、絡み合い、互いに引っ張り合います。
ウィッグの毛同士が引っ張り合うことで、本来のあるべき方向と逆方向に力が働き、ウィッグは海老反り状態になり、固まってしまったのです。
多少強引に洗っても普通はこんな姿になりませんが・・・おそらく長期間、モツレをほどかずに同じ洗い方を繰り返したのでしょう。
話を聞くとほかにも原因がありました。
1.洗う時に毛の絡みを抑制する、スベリの良い洗髪剤(シャンプー、コンディショナー等)を使っていなかったこと。
2.毎朝のセルフセットで手ぐしで分け目付近を必要以上に触っていたこと。
これらの要因が一度に重なって、このような状態になってしまいました。人毛でも人工毛でも、どんな毛髪を使っても必要以上の摩擦を与えてしまうとウィッグの毛はもつれ、絡まってしまいます。
洗い方ひとつでウィッグの寿命が変わる
ウィッグの洗い方はとても大切です。たとえ作ったばかりのウィッグでも、ひとつ間違えば台無しになることもあります。オーダーメイドのウィッグは特に毛種の配合もお客様ごとに違っていることもあり、扱い方に違いがでてきます。オーダーメイドウィッグは決して安いものではありません。末永く使っていくためにも、正しい洗い方、取り扱い方をしっかりと製造者に聞き、用法を守ってお使いください。
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