既製品・通販製品・専門店の製品、それぞれの見極め方
「御社と他社、既製品との違いを教えてください」
このような質問をいただくことがあります。
違いは色々あるのですが、外観的なわかりやすい違いをお知りになりたいという方も多くおられます。
外観的な各メーカーの違い、技術者でしたら、はじめてのご来店でお店に入られた瞬間、ある程度どこで作られた製品なのか判別することができます。
既製品なのか、通販で買われたものか、大手ならどこの会社の製品なのか、完全ではありませんが概ね分かります。
毛髪の質感やベースの作りなどを見れば、ほぼ正確に判断することが可能です。
日々製品を扱い、全国のウィッグ専門店に製品を卸している会社のプロですから、言葉にしづらい部分まで見て判断しているわけです。
ですがみなさんも程度外観で見分けることができます。
製品をどのように見分けることができるのか、今回は写真例を見ながら、外観的な特徴を紹介してみたいと思います。
既製品・通販製品によく見るスタイル
既製品や通販によるセミオーダーによくあるタイプです。あくまでもイメージ画像ですが、人毛、人工毛問わず全体的に毛量が多めというのが目を引くポイントです。
お客様ご自身で製品をカットされることはありません。ですので購入した状態でポンとご自身で載せる必要があり、多くの場合このような雰囲気のパートスタイルになります。典型的な既製品スタイルです。
この写真では大丈夫なのですが、装着位置が前よりになって、おでこが狭くなる位置に装着されていることがあり、その場合バレやすくなります。
大手専門店の製品でよくみられるスタイル1
一見、既製品との違いがわかりにくいかもしれませんが、装着位置と毛量については自然な風合いとなっています。
そのためバレにくさは既製品とは雲泥の差があります。
こちらのメーカーご利用者の方はこのスタイルが非常に多いように感じます。
そのため他メーカーさまよりも判別しやすい印象です。
大手専門店の製品でよくみられるスタイル2
こちらもご来店の際によく拝見するタイプのウィッグです。
しっかりとした存在感のある毛髪、スタイルが特徴的なメーカーという印象。
既製品レベルであれば瞬時に分かりますが、このレベル以上の製品からは会社ごとの外観スタイルに対するポリシーの違いで判別することが多いです。
中堅ウィッグ専門店でよくみられるスタイル1
年齢相応感を大切に、毛量は少な目、自毛の白髪を生かしたスタイルが特徴です。
黒々とした製品は装着者自身が満足感を得やすく、ついそういった製品を求めがち。
ですが年齢相応感がなく、周囲に違和感を感じさせるリスクもあります。
製品の存在感を控えめに、自然さを求める製品づくりが特徴のメーカーです。
中堅ウィッグ専門店でよくみられるスタイル2
先ほどの自然さを追求する中堅メーカーでよく作られている中間ウィッグです。
使用前のスタイルからウィッグを付け始める際、急にスタイルが変わることを避けるため、このような中間状態の製品をしばらく利用することがあります。
使用前、このスタイル、上のスタイルと順番に装着していくことで周囲に気づかれることなく自然にウィッグ、カツラを始めることができます。
いかがでしたか?
今回の記事、正直なところとても書きにくかったです。
あまり細かい点を赤裸々に紹介するわけにもいかず、制約が多い中、皆様には中途半端な印象を持たれたかもしれません・・・誠に申し訳ございません。
まとめますと、既製品や通販製品は、ご利用者の方にあわせた毛長にすることができません。そのため「半完成品」の状態でご利用されている方が非常に多いと感じます。
また装着位置についても安定せず、いつの間にか前よりに装着するようになり、あからさまにオデコが狭い使い方をされていることが多く、少々だらしなさを感じやすい印象です。
ウィッグ・カツラ専門店の製品はさすがに自然さにおいて既製品に劣ることはありません。
ですが技術の標準化により似たスタイルを量産していたり、所所の理由から主張がやや強い傾向のウィッグとなっているように感じます。
自然さとは急に変化しないこと、年齢相応感を大切にすること。
もしご自身で判断がつきづらいときはどうぞお気軽にご相談ください。
買ったばかりの他社製品をご利用中でももちろん大丈夫。いまあなたがお使いの製品について、技術者がアドバイスをさせていただきます。
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