実はカンタン?「ピーリング(ちぢれ)させない」たったひとつの方法
新品の時はサラサラだった髪が、使用を続けていくうちに、毛先が曲がって、ちりついた印象になったという経験をされたことはありませんか?
実は以前にも技術者的な視点からの記事を書いたのですが少々専門的でとても長いものとなってしまいました。その反省から、もう一度みなさんと一緒にピーリング対策について考えてみたいと思います。
【以前の記事】
さらば!毛髪の縮れ(ピーリング)よ!-ピーリングを起こさせない予防方法(1)
さらば!毛髪の縮れ(ピーリング)よ!-ピーリングを起こさせない予防方法(2)
縮れない人工毛が作れればよいのですが、どこのメーカーにおいても実現できていないのが現状です。
そのため、ウィッグ、カツラの毛髪が縮れないような扱い方を知ることが大切です。
正しい予防方法を知っている方のウィッグはほとんど縮れさせず、長く製品を使っておられます。
何回作り替えても、毎回縮れを起こしてしまう方はぜひここで紹介している方法を実践して、一台のウィッグを長く使ってほしいと思います。
なぜ人工毛はちぢれるのか
人工毛が縮れる原因は「擦れ」です。
縮れさせたくなければ擦らなければよいのです。理屈はとても簡単です。
こんな単純明快なことなのに、なぜ縮れさせてしまう人が後を絶たないのか。
それは自分でも気が付かないうちに擦ってしまっているからなのです。
新品のかつらを使わずに、床の間にでも飾っているだけで縮れが発生するとすれば、それは欠陥商品に他なりませんが、使わずに置いているだけなら縮れが発生することはありません。
もちろん、長期間放置すると、人毛の退色などは起こってしまいますが。
この事実からも、やはりウィッグはどこかで擦れる動作や環境があるということです。
さて、一口に「縮れ」と申しましても、毛先がほんの少し曲がる程度のものから、根元から毛先に至るまでチリチリになる場合もあります。
毛先の軽い縮れくらいなら熱処理で修復可能ですが、全体がチリチリで人工毛なのに毛絡みを起こしているような状態では完全な修復は望めません。
前者なら、それが元で故障につながるということはあまりありませんが、後者の場合は崩壊への第一歩となります。
一番多いと思われる原因は、目の詰まったブラシ(豚毛、猪毛など)による強いブラッシングと、かつらのシャンプーの際に擦って洗うケースです。
またこれらの動作により、抜け毛も多くなります。
洗い方は脱着式なら、つけ洗いのの押し洗い、またはブラシを使う場合は、毛流れに沿って、一方通行に、力を入れずに梳きます。
編み込み装着の方も、ブラシで一方通行が良いでしょう。
これらを守れば八割方、ちぢれに勝ったも同然です。
装着したまま就寝される方は、後頭部や側頭部は、枕との接触で多少は縮れることがあります。
また睡眠時に頭皮が痒くなったときに、かつら越しにガリガリ搔いてしまうケースでは、髪の根元をごしごし擦ることになるで、強い縮れになることもあります。
かつらは安いものではありませんので、少しでも長く、きれいな状態で使っていただきたいのが弊社の考えです。
みなさんは毛髪のチヂレに悩まされたりはしていませんか?
退色や扱いにくさから人毛を使いたくない場合もあるかと思います。さまざまな理由で人工毛髪は使われます。
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