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かつらがバレないようにする工夫

60歳からのカツラ着こなし術

かつらがバレないようにする工夫

前回はカツラがバレる瞬間は、どんなときかを紹介しました。その瞬間に注意すればバレ
る可能性が少なくなります。また、次のような工夫をするとバレづらくなります。

1.痛んだカツラはバレやすい

手入れもせず、使っていればすこしずつ痛みはじめます。それはカツラに限らず世の中のモノすべてに言えることです。
カツラの場合は、脱毛、ベースの破れ、洗浄不足による強いニオイなどが原因でバレやすくなります。
特に分け目の部分、ブラシを頻繁に入れるところですが毛量が不自然に減ったりしていませんか?
大事に使っていても、毛量は徐々に抜けたり切れたりして減っていきます。自毛の様に勝手に生えてくることはありません。
定期的に減った分の植毛、常に清潔感のあるスタイルを心がけてください。

2.新しくカツラをつくるときは…

●髪の量やツヤは年齢相応に

新しいカツラをつくるときは、若々しく見せるために髪の量を多くしてツヤも出したいところですが、年齢相応にしておいた方が自然に見えます。
新しいカツラは、今まで使っているカツラの毛量の80~90%ぐらいにしておくと自然です。
また新しいカツラに替える少し前に、今のカツラの毛を少しカットして減らしておくとよいでしょう。
こうすれば周囲の人に気づかれにくくなります。
特にオンライン会議などでは毛量が多く見えやすい傾向ですのでご注意を。
年齢に合わせた毛量に調整してください。

●カツラは適切なサイズで!

既製品の大きめのカツラを使っていると、後頭部の境目の位置が徐々に下がってきます。すると襟足
が浮いてバレる原因になります。

●ツムジは少し少なめに

ツムジから後頭部のあたりの毛量が不自然だと違和感の原因になりがち。
特に後頭部はご自身でチェックしづらいので注意が必要です。
後頭部は自毛となじませるための毛量調整が大切です。
メンテナンスやカットのついでに定期的に専門店で調整してもらってください。

3.人工毛は注意!

反り返ったカツラ1

化学繊維で作られている人工毛は、ヘアスタイルが乱れにくく、一度カタチを整えると、
その形を維持します。
またある種類の人工毛は摩擦により毛が縮れてきます。
特にカツラをつけたまま就寝したり、ヘルメットを被っている方は早く縮れやすい傾向です。
全体的にごわごわした感じになり、不自然に感じる前に、縮れを修正しましょう。

4.こまめにお手入れを

●2ヶ月に1度は毛染め

人毛のカツラは自然に見えますが、使っているうちに退色してきます。
自分の毛とカツラとの境もはっきりしてきます。
人毛は再度染めることができますので、定期的に毛染め剤で毛を染めてください。

●定期的にシャンプー・セットを

カツラに汚れがたまると、頭頂部の髪がベタっとして不自然な感じになったり、ニオイが気になりだします。
気になる前に定期的なシャンプーセットは欠かせません。
シャンプーしたてのかつら、ご自身でセットしてもふんわり自然に立ち上がらせるのは最初は難しいかもしれません。
セットにはコツがあり、おひとりおひとりそのコツはスタイルや使っている毛種によって少しずつ違ってきます。
技術者は日常のセット方法や、シャンプー、トリートメントの方法をお伝えします。

5.装着時に注意!

新しいカツラをつけて数ヶ月経過すると、知らず知らずのうちに装着位置がズレてしまうことがあります。
いつも同じ位置に装着するために、正しい装着時の写真を撮影しておきましょう。
ご家族などの協力を得て、正面、上から、側面、後ろからと撮っておきます。
その写真と鏡を見ながらカツラがズレや浮き上がらないように確かめれば万全です。
当社の製品はカツラをつけていることをバレないように、細心の注意を払って作っています。

お問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
フリーダイヤルまたはこちらのフォームをご利用ください。

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