カツラと相性のいいヘルメットの選び方・快適な使い方

これからカツラを検討しているウィッグ未経験の方の中には、そもそもカツラをしてヘルメットを被れるということを知らない方も多いと思います。
またすでにヘルメットを常用されている方の中にも、もっと快適なものはないかと日々を過ごしておられる方も。
カツラとヘルメットの併用には不安がつきまといます。例えば、「ズレたり、ウィッグが痛んだりしないか」というものです。

この記事では、ウィッグを使っていても安心して使えるヘルメットがどんなものか、またカツラとヘルメットを快適に使用するためのヒントをご紹介します。

ウィッグとヘルメットの相性

ウィッグを傷めない、そして着脱が快適なヘルメットとはどんなヘルメットなのでしょうか。
着脱に手こずるヘルメットは、それだけウィッグにも摩擦を与えがちです。着脱しやすいヘルメットはウィッグへの攻撃性も低いと考えられます。
では着脱しやすいのタイプとはどんなヘルメットなのか。順番に見ていきましょう。

半キャップタイプのヘルメット

着脱時は上から乗せるだけなので最も被りやすいタイプです。
ですが頭部全体をカバーする安全性が低いため、選択肢としては自転車用途などの場合におすすめです。
安全性のことも考慮すると原付１種以上のバイク用途でしたらジェットタイプかフルフェイスタイプが良いでしょう。

ジェットタイプのヘルメット

フルフェイスよりも被りやすく、着脱時のウィッグのズレや摩擦を起こしにくい特徴があります。
ヘルメットにもよりますが、フルフェイスタイプより顔周りにゆとりがあるものが多く、ウィッグへの負担も少なめです。
可能な限り安全を求めるならフルフェイスタイプ一択ですが、ジェットタイプも安全性と快適さのバランスが取れています。

フルフェイスタイプのヘルメット

安全性は最も高い反面、前述の２つと比較すれば着脱が最も気を遣うタイプです。
ですが被りやすさは工夫次第でなんとかなる面もあるので、気に入ったものがこのタイプであれば迷わず選んでも大丈夫。
後述する内装調整やインナーキャップの使用で快適さを向上させることが可能です。

ヘルメット選びには、安全性とデザイン性だけでなく、重さや日常の使い勝手などさまざまな検討項目があります。
実際にヘルメットを試着して自分に合ったものを選びましょう。

ズレやすさは内装次第

ウィッグユーザーにとってヘルメットを被る際に最も大きな懸念は、「着脱時にウィッグがズレる」ことです。
この問題の原因の一つは、ヘルメットの内装にあるクッション部分です。

ヘルメット内装・開口部

特に、開口部の入り口周辺にあるネックパッドとチークパッドのクッションが大きいタイプは、摩擦が生じやすく、ヘルメット着脱時にウィッグがズレてしまう可能性があります。
メーカーによって内装のデザインやフィット感に違いがあるため、実際にヘルメットを試着して自分のウィッグに合うかどうか確認することが大切です。

内装調整のすすめ

ヘルメット購入時に実施できる「内装調整」は、ウィッグユーザーにとって非常に有効な手段です。
内装調整を行うことで、ウィッグへの負担を軽減しながら快適に被ることが可能になります。

私自身、頭のサイズがMとLの中間程度で、大きめのLサイズを選び、内装を調整してもらった経験があります。
時間が経つと内装が少しずつ広がり、さらに快適にフィットするようになりました。
ウィッグに対する圧迫感も減少し、長時間の使用でも疲れにくくなります。

安全性に影響なく、少し余裕のあるサイズ感を得るために、ヘルメットの販売店で実施できる内装調整はぜひ試してみてください。

インナーキャップは必須アイテム

インナーキャップは、ウィッグユーザーにとって必須アイテムです。使ったことがない方はぜひ一度お試しください。
小学校の水泳キャップに似た形状のもので、ヘルメットを被る際の摩擦を軽減し、ウィッグがズレにくくなります。
また、ウィッグの髪の保護にも役立ちます。

かつらの着用とヘルメットのインナーキャップ

インナーキャップを使用することで、ヘルメットの内装との摩擦を軽減し、ウィッグが長持ちするだけでなく、快適さも向上します。
内装調整と併用することで、ウィッグユーザーにとって理想的なヘルメット環境を作り出せるでしょう。

現行モデルならショウエイグラムスターのご試着がオススメ

特定のヘルメットをお勧めするわけではありませんが、現行ヘルメットの中ではショウエイのグラムスターがカツラユーザーにとって使いやすいフルフェイスタイプのヘルメットのひとつだと思います。

カツラ着用とショウエイのグラムスター

このヘルメットは安全性の高いフルフェイスタイプでありながら、軽量で長時間のライディングでも疲れにくいのが特徴です。
さらに、開口部の頭部出入口、首回りのクッションに広めのアールがついており、ネックパッドやチークパッドがウィッグに引っかかりにくい形状をしています。
これにより、インナーキャップがなくてもスムーズにヘルメットを着脱することが可能です。また、視界も良好で、デザイン性にも優れています。

一度このヘルメットを試着された上で、いろいろ他のヘルメットも試してみるのがよろしいかと思います。

自分に合ったヘルメットを選ぶために

自分に合ったヘルメットを選ぶことが大切です。
ウィッグのサイズや髪型は人それぞれ違うため、この記事で紹介した内容は様々な方にも共通の内容になるよう書かれていますが、あくまでも参考の一例とお考えください。
最終的には、実際にヘルメットを試着し、内装調整やインナーキャップの使用を検討しながら、自分に合う快適なヘルメットを見つけましょう。

ヘルメット選びは、安全性と快適さのバランスが重要です。ウィッグを気にせず、安全で快適なライディングを楽しむためにも、しっかりとした選択を！

ご興味があれば、YouTubeなどでもカツラとヘルメットにまつわる動画をご覧いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。

http://www.youtube.com/@HollywoodMagicInfo

以上、カツラと相性のいいヘルメットの選び方と快適な使い方、そのポイントについてお伝えしました。皆さんのウィッグライフに、少しでもお役に立てれば幸いです。

装着方法に不安や不満があるときは

ウィッグを使い始めたときには、さまざまな不安や気になることが出てくるものです。
バイクや運動、仕事、体を動かすことでかく汗や近年の猛暑はかつらをお使いの方にとって不快に感じるシーンもそれなりにあります。
ですが、より快適であるために、その方法を蓄積しているのが我々専門店の役目です。
疑問がありましたらどうぞお気軽に技術者までご相談ください。
案外かんたんに不安は解消され、快適なウィッグライフを楽しむことができるようになるかもしれません。
しっかりと調整されたウィッグと快適にかつらを使用するための知識さえあれば、あらゆる心配や不安はなくなります。

サブスク（月定額制）はより安心できるかつらの利用方法です

サポートクラブは毎月のメンテナンスや自毛の散髪まで含めることのできるサブスクです。
つまり、製品は常に調整が繰り返され、製品は安心して使える状態が維持されます。
安心できる製品は自信をもって日常を過ごすのに欠かせません。サポートクラブは不安を解消する最も手軽な方法です。
ご自身の製品のメンテナンスに無頓着な方ほど効果は絶大、オススメです。

サブスクというのは新しい言葉なのでよくわからないというご意見もよく伺います。
ローンやクレジットみたいなものという風に考えておられる方もたくさんいます。
ですが、そこまで難しく考える必要はありません。ウィッグを購入した場合、突然の修理やスペアの作製など、突然大きな出費が発生することがあります。ですが月定額の場合そんな心配はありません。

ウィッグ購入の場合、クレジットなどの分割払いは全額の支払いが終了するまで支払いは止まりません。
ですがサブスク（月定額制）の場合、修理やスペアを作ったとしても退会すれば製品を返却して月会費の支払いは終わります。
ローンのように残債が残るようなものではありません。

またサブスク（月定額制）のメリットは価格だけではありません。
ハリウッドマジックの場合、散髪と製品のメンテナンス費用も月会費に含まれていますので、お客さまの追加負担なく製品の頻繁なメンテナンスを行うことができ、ウィッグが長持ちします。
そしてウィッグの状態が良くきれいな状態を保てるため、ご利用者さまの満足度もきわめて高くなります。毎月製品のセット・スタイルを専門家が維持させることができるので見た目にも清潔感があり高いレベルで日常をお楽しみいただけます。

サブスク参考資料：「HMサポートクラブ」の特長をご覧ください。